平成２４年２月２７日

一般社団法人日本投資顧問業協会

平成２４年２月２４日（金）に、関東財務局から、当協会の会員であるAIJ投資顧問株式会社に対し、同社の顧客資産の運用状況に関し、疑義が生じているとして、業務停止命令１か月の行政処分が公表されました。また、新聞等では、同社が運用している顧客資産の大半が消失していること、同社の顧客である厚生年金基金等へ虚偽の運用報告が行われ、当局に対しても虚偽報告があったこと等の報道がなされています。

現在、同社に対する当局の検査が継続中であり、当局検査の進捗により、今後、同社の投資一任契約の顧客の資産の運用状況や法令違反行為の内容等についての事実が明らかになるものと思われます。

当協会といたしましては、今般の件は、当業界に対する信頼を揺るがしかねない問題として厳しく受け止めるとともに、当協会の会員である同社が、同社の顧客をはじめとする多くの方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしていることに対し、極めて遺憾に思う次第でございます。

今後、当局の検査により具体的な事実、法令違反の内容等が明らかになってくることと存じますが、年金資金をはじめとする国民の大切な資産を運用する立場としてこの事態に真摯に向き合い、関係当局とも連絡・連携を行いつつ、当業界として見直しすべき点については見直しを行い、社会的な期待、信頼にお応えできるよう努めてまいる所存でございます。

何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

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