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コーポレート・ガバナンス研究会

コーポレート・ガバナンス研究会

第3回 コーポレート・ガバナンス研究会
コーポレート・ガバナンスに関する諸問題について
−経済学的整理−

基調スピーチ:

東京大学大学院経済学研究科 
経済学部教授 柳川 範之氏(研究会メンバー)

開催日:

平成24年4月3日(火)

研究会メンバー:

池尾 和人(慶應義塾大学経済学部 教授) 座長
上村 達男(早稲田大学法学部 教授)
柳川 範之(東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授)
湖島 知高(一般社団法人 日本取締役協会 事務総長)
山田 俊浩(明治安田アセットマネジメント株式会社 コンプライアンス・リスク管理部長)
岩間 陽一郎(社団法人 日本証券投資顧問業協会 会長)

オブザーバー:

長尾 和彦(社団法人 日本証券投資顧問業協会 副会長専務理事)

第3回のコーポレート・ガバナンス研究会では、当研究会のメンバーである柳川教授に経済学的観点からコーポレート・ガバナンスに関する諸問題を整理いただき、それに基づいた自由討議を行いました。
「コーポレート・ガバナンスは誰のために必要なのか」を切り口に、投資家、経営者それぞれの立場を整理した興味深い内容となっております。

■ 「あえて誤解を恐れずに言うと、実はコーポレート・ガバナンスというのは投資家にとっては、本当は余り重要な話ではないんだろうと思うんですね。ある意味で投資家にとっては他にオルタナティブはあるわけです。」(柳川教授)
■ 「実はガバナンスと資金調達の関連というのはある種の外部性があって、もうお金が必要なくなった会社がガバナンス構造をうまく組まないと、日本株には、これから投資したってやっぱり後でガバナンスに取り組んでくれないんじゃないかというふうな、これから調達しようとするほかの企業に悪影響が及ぶという、こういう問題がある。」(柳川教授)

基調スピーチにおいて外部性という観点が提示されたことで、コーポレート・ガバナンスに関わる一律的な規制の在り様についても意義深い議論が展開されたと考えております。是非ご一読ください。

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